彩雲斎の雑記

令和のこどおじ 人畜無害に日和ってくstyle

幻の、、、道

 小生の田舎には幻の県道がございます。

 

 なぜ故に幻かと言えば、霧が晴れると出現するとか、秘密の里歌で岩が割れて道が、、、的な、幻想モードではございません。

 

 県道○○○号線と命名され地図にも載っていながら、途中から通行止めの刑に処され、何十年も未整備のまま、もはや人間を寄せ付けない、自然の猛威たるや、その浸食任せの、所謂『酷道』なのでごさいます。

 

 キング・オブ・酷道

 

 こんなクソ田舎の廃道に、時々全国のマニア達が密かに結集しているのであります。踏破を目論み皆、通行止めを無慈悲に突破する事に、アドレナリン分泌が止まらない、コアな輩が沢山存在するのも事実であります。

 

 山歩きを趣味とする筆者もまた、危険を省みる事勿れ、進んだその先には、山を分断するかの如く雄大な河川。

 

 下流のダム建設によって沈みかけてはいるものの、美しい渓谷が今も実在しているのです。

 

 この場所も言うなれば、人間の侵入を許さない閉ざされし『秘境』でございます。

 

 この記事を読んで、おたかた予想が付く紳士たちは、冒険を忘れない少年の様な心の持ち主であるとお見受け致します。

 

 筆者もそんな冒険心と、ただ近いと言う単純な理由で、幾度となくこの秘境へ足蹴に通っているわけでございます。滑落したら命は無い程ガレた箇所もあるのですが、人間を寄せ付け難い、大自然に屈服しながら、意味不明な磁場によって引き寄せられてはまた、その磁場で気分が悪くなったりもするのであります。

 

 その謎めいた酷道と秘境。その昔は観光地だったようで、その面影は、途中の朽ち果てた『廃墟』以外、当時の様子を語るモノは何もございません。

 

 酷道・秘境・廃墟、、、三暗刻

 

 コアな子供おじ達にとっては、もうこの3役は、非の打ち所がないサンクチュアリであります。

 

 併せて、危険を顧みず・神秘の・前人未到、裏ドラ感満載の馬鹿馬鹿しさをも内包しつつ、もう行きたくて、行きたくて、全身が痒くて仕方ない愚者達が、駆け付ける場所なのでございます。

 

 こうして取り憑かれし者達の足跡だけが、今日も密かに増え続けている訳であります。

 

 なかなか冬の季節に踏み入れる少年紳士は少ないかもしれないが、筆者のフェイバリットゾーンは、滝と言うには大袈裟ではあるが、大量に滲み出た岩清水が、見事に凍り付く、絶景スポットがある事だけ記しておきます。2月が見頃であります。

 

注:本当に危険ですので、自己責任でお願い申し上げます。


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