彩雲斎の雑記

令和のこどおじ 人畜無害に日和ってくstyle

無名の山道

 小生はと言えば近年、地元の田舎を虱潰しに探索する事が密かな楽しみとなっております。

 

 幼き頃の行動範囲では成し得なかった、謎の脇道へ分け入る密かな楽しみを満喫しているわけであります。まず行けるところまで原付きで乗り入れ、そこから先は、自らの足を使い、軽い運動を兼ねて、一体どこへ繋がっているのか、胸を踊らせながら、とにかく、どんどん歩く訳でございます。

 

 ただし、雰囲気的に出口が見えない、若しくは、謎の宗教施設の香り、帰り道に奇妙な不安を覚えるなど、当てにならない第六感を信じ、気力体力共に帰れるだけの余力を考慮し、無理は絶対にしないと決めて踏み入れる訳であります。

 

 ただ不思議なのは、若き頃の群衆意識的な気恥ずかしさはないのであります。誰かと居ないと恥ずかしいと言った邪念は、歳を重ねると軒並み薄れて行くようであります。

 

 むしろ、1人山道に立ち、突き進んだ先のアスファルトが途中で途切れる辺りに、無性に興奮を覚えるのであります。そして道がだんだん細くなると、なんだか自分も心細くなり、茂みから聞こえる獣の気配に、背筋が緊張する、そんなスリルと贅沢な時間を過ごすのであります。

 

 まぁでも、たいがい行き止まりか、誰かの墓地だったりする訳でございます。またはゴルフ場の舞台裏用通路だったり、バブルの残骸、朽ち果てたプレハブ別荘が立ち並ぶ跡地だったりと。

 

 とにかく何でもいいんです。誰にも何にも囚われず、行きたいとこへ自分で行く。

 

 人目もはばからず、これがいかに精神バランスに良い効能をもたらす事であるのか、自慢できるよう場所じゃなくたって、インスタ映えしなくたって、行きたい衝動に任せれば、至福と満足と最高の時間と空間が存在するのであります。

 

 田舎はサイコーっす。

 

※だが立入禁止区域はやめよう。


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