彩雲斎の雑記

令和のこどおじ 人畜無害に日和ってくstyle

木っ端と円空仏

 世間はにわかに、キャッシュレス戦国時代突入しておる模様でごさいます。小生も、2枚ほどカードを使い分け、日常生活において現金を使用する事が大幅に減ってきておる事を実感しております。

 

 あと非喫煙。小生は喫煙者でございます。こちらも日に日に喫煙箇所を探すのに苦労をいたしております。今や高額な嗜好品。なぜに煙たがれるのか、理解に苦しむ今日このごろでごさいます。

 

 そして何故に円空仏か、小生は中学時代に、社会見学で、飛騨の奥地に佇む両面宿儺像を参拝して以降、円空仏の虜となり、円空上人の足取りを、各地に点在する円空仏を参拝する事によって、辿っておる訳でございます。

 

 円空上人と言えば、自然木そのものの、カタチや模様を最大限に生かしたダイナミックかつシンプルな木仏を、全国を巡業しながら、何万体と彫った偉業が伝承されております。 

 

 その証拠に全国各地には、ひと目で判る円空仏が点在しております。

 

 大きなものから、彫りながら溢れる小さな木っ端にまで、仏を創造し、民衆の平穏を祈った正真正銘の聖人でございます。

 

 故に思うのは、衣食住であります。

 

 全国巡業の最中、恐らく、仏にすがる民衆に、木仏を彫る事によって、食住の確保をしていたと考察する訳でごさいます。

 

 はたまた名もなき寺院に居候し、自ら打ち立てた木仏の目標完遂に向けて、そこに悟りを求め生涯を掛けたのでございましょうか。

 

 時には野宿もいとわず、その精神力について畏敬の念を抱かずにはおられません。

 

 まさにキャッシュレス…アンド…ソロキャンプ。

 

 現代社会において、最近流行の兆しある事を、まさに先駆けてきた訳でごさいます。

 

 巡業か奇行か、稀代の先駆者、パイオニアなのでございます。

 

 しかし円空仏の優しさに癒やしを求め、小生は今日も見様見真似で彫るのでありました。

 

 シンプルだからこそ難しい。その単純かつ洗練されたフォルムから、気高き祈りをかんづるのは、小生だけでしょうか。


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