彩雲斎の雑記

令和のこどおじ 人畜無害に日和ってくstyle

水晶とのおもひで

 小生の田舎は鉱物が豊富に採れる、稀有な地層地帯であります。そんな知る人ぞ知る土地柄であります。化石をはじめ、危険な鉱物まで。

 

 幼き頃は、山を分け入って、土と戯れ、地球に眠る素敵な天然の宝石を、日が暮れるまで探し回ったのであります。

 

 時代は流れ、令和となった訳でありますが、昭和が終焉し、平成になった頃には、勝手な入山など言語道断と、罰金の立て札によって、至る山々は入山者を牽制し、そうした楽しみ方も減りつつあった時代であります。

 

 春の山菜狩り、秋の味覚狩り、そうした嗜みに関するモラルの低下も著しく、まぁ当然ちゃあ当然の対策ではあります。

 

 だが小生は、晴れた休日ともなれば、スコップ片手に、公共の一般遊歩道の脇などを散策しながら、目ぼしい地層をちょっと掘ってみるだけでも、細かい水晶石が転がり出てきます。

 

 なぜに六角の見事な結晶になるのか、今の御時世グーグル先生に聞けばすぐ解ることですので、敢えて書きません。

 

 むしろ、どれくらいの年月を掛けて、これほどまでに神秘で魅力的な鉱物へ形成されて行くのか、そこに浪漫を感じる訳であります。土の中での出来事は、誰も解らないのです。むしろ解らないままでいいのです。

 

 買えば済むモノ、インターネットの普及は、検索から購入、配達まで、様々な時間を短縮し、便利で秀逸な世の中を形成致しました。しかしいつ出てくるのかわからない、そんな期待感を胸に、夢中で土と戯れる時間こそ、忘れかけていた最高に贅沢な宝なのであります。

 

 時々そんなスローライフを嗜む小生が、一心不乱に掘り当てた、生涯の宝、見事なクラスターをご拝見ください。

 


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