彩雲斎の雑記

令和のこどおじ 人畜無害に日和ってくstyle

天狗峠の雲海

 雨が降った翌朝、小生はある場所へ、原付きを走らせるのでございます。

 

 それは雨後、わづかな可能性に胸を踊らせているのでございます。

 

 中仙道『天狗峠』からの雲海を見るためである。

 

 行ってみないと解らない、その大気の自然現象について、公式に雲海と呼んでいいものか、少々の疑問はございます。

 

 標高はおよそ500メートルほどの、峠の頂上。天気が良い日は、山々の山頂がパノラマに広がり、見下ろす木曽川雄大なエメラルドに染まる、小生お気に入りの癒やし場所。

 

 しかし今日はひと味ちがうのでございます。雨上がりの、鬱蒼とした怪しい気配、息を切らし、峠の頂上を目指し、そこから目下を見下ろしても木曽川は見えず、代わりに川に沿ってウネルその現象は、雲海では無く『霧海』だと思われる。

 

 雲と霧の判別について、森林限界を超えて、今にも飛び移れそうな、それとは違い、小生の知識では説明しきる事はできません。

 

 木曽川を飲み込み、むしろその上を這いずるように、そして周辺の山すら、その頂きの他が霞むほど、オドロオドロしく、白く重たい空気の層が、パノラマに広がっているのでございます。

 

 いつも見下ろす絶景とは、まるで表情の違う趣き。こんな日も有りだと思う今日このごろでございます。


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